STAR MAN

  • KEI
  • 2010.10.08



過ごしやすい季節になってきましたね。

濁った東京の夜空も徐々に澄み渡り、時には星の見える夜も。

皆さんは、頭上に広がるその銀河系の遙か彼方に「コント星」があるのをご存知でしょうか?

いまや「こりん星」は広く周知されていますが、「コント星」についてはその多くを知られていません。

しかし驚くなかれ、「コント星」から地球に来ているコント星人、通称「コントさん」の数は決して少なくありません。

その目的は侵略か、友好か、いまだ解明されていませんが、彼らは姿形を変えながら私達の前に現れ、唐突にコントを始めます。

ボクは長年の研究から、彼らは「地球人がいかにアドリブを利かせることが出来るか」というテーマで調査をしているのではないかと睨んでいます。

ボクが初めて「コントさん」に会ったのは小学生の時でした。

夏の夕方、田んぼの畦道、下校中のボクは一人。

同じ畦道を反対側からやって来た「コントさん」。

踊りながら。

歌いながら。

スーバル、スバル~♪

推定年齢30歳、よれよれのTシャツ、サンダルでジャン=ポール・ベルモンド似の男性の姿をして。

その目は遙か故郷の星を思ってか、焦点が合っていない。

その「只者ではない感じ」に足がすくんで、戻るに戻れないボクの目の前まで来た「コントさん」は

「2人じゃダンスも出来んな」

と言ってニヤリ。

「コントさん」ビギナーだったボクは、気の利いたアドリブも返せずに、去り行く彼の後姿を呆然と見つめていたのでした。

それを機に、「コント星」に目をつけられたのか、今まで多くの「コントさん」と遭遇してきました。

このブログに登場したあの人も、あの人も、あの人もみんなそう。

ちなみに今まで一番ハイレベルだった「コントさん」に出会ったのは、ボクが28の時。

JR中央線の中でボクを指差し

「殺されるーッ!こいつに殺されるーッ!!」

と絶叫した、お爺さんの姿をした「コントさん」でした。

その頃には、ボクも「コントさん」研究の第一人者となっていたので、慌てず騒がず

「奥さん、あのねぇ!」

という松田優作のモノマネで切り返したものでした。

車内の乗客の皆様からは、「コンビさん」だと思われていたことでしょう。


そういえば、先日の川崎のライブの日にも「コントさん」と遭遇しました。

相方Mitchと2人、川崎駅で降り、改札に向かっている時でした。

「ギターなの?」

「ギターなの?」

推定年齢50歳、オバさんの姿をした「コントさん」がなぜか2度聞きをしてきました。

「そうですよ。」

「ライブなの?」

「そうですよ。」

「どこなの?」

「セルビアンナイトという所で。観に来てくださいよ。」

すると、オバさんは急に「ウフフ」と笑って去って行ってしまいました。

「コントさん」としてはマイルドな方だったんですが、コント慣れをしていないMitchは面食らったようで

「・・・あんた、呼ぶねぇ。こんな事オレには無いもん。」

と、羨ましそうにしてましたよ。


皆さん。

いいですか。

彼らを「変な人」と割り切るのは愚かなことです。

ましてや「異常者」などという言葉で括ろうとするのは傲慢この上ないことです。

いささか唐突ではありますが、ギスギスとした日常に笑いを持ち込む事の何が「異常」なのでしょうか?


僭越ながら「コントさん」ビギナーの方々にご教授いたします。

彼らへ対応として正しいのは「一緒に楽しむ」ことです。

間違っても無視をしたりせずに、落ち着いて演じてください。

彼らはあなたの「アドリブ 力」を試しています。

地球の未来は私達一人一人の手に委ねられているのです。




K E I

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