Let’s Work

  • KEI
  • 2010.10.30



仕事が好き。

仕事が生き甲斐。

胸を張って、そう言える人は幸せです。

しかし残念ながら、そういった天職に就くことの出来る人は極めて少数です。

こう言ってしまうと身も蓋もありませんが、多くの人は生活の為に働いているというのが現実でしょう。

特にこんな不景気な時代ですから、よりいっそうの事かと思われます。

中には「生活の為」と割り切るがあまり、仕事が「やっつけ」となってしまっている場合すらあります。

音楽好きの私達からすれば信じられない事ですが、それは「音楽」に携わる仕事であっても例外ではありません。


さて。

ここに1枚のCDがあります。

dylan.png


ボブ・ディランの1966年のライブ盤。

正規盤ではなく、ディスカウントショップあたりで売られている、いわゆる「パチモン」のCDですが、素晴らしい内容です。

ここには最高のロックンロールが・・・。

・・・あれ?

ちょっと待って。


「ボブ デュラン


・・・って、誰?


・・・思うに、これは、音楽に携わる仕事をしていながらも、

ボブ・ディランデュラン・デュランの「名前はなんか聞いたことがあるかも」レベルな人による大胆な合わせ技。

ミクスチャーっていうの?

好き嫌いや向き不向きもあるだろうし、それ故、現在の仕事に対して情熱が持てないこともあるだろう。

だがしかし、物事には「節度」というものがあるでしょうに。

第一、このCD、パチモンとはいえ、一人の人が企画から制作、デザイン、印刷、パッケージングまで全部したわけじゃないでしょ?

それなりの数の人が関わって商品化に至ってるわけじゃない?


誰か気付けよと。


そう言いたい訳で。

なんで全員一丸となって「やっつけ」なのかと。

株式会社やっつけ か。

ヤッツケ・コーポレーションか。

しかも、この思い込み誤記「ボブ・デュラン」は雑誌の記事やネット上にも多数存在します。

また、この現象は ジミ・ヘンドリックスにも言えることで、ジミのパチモンCDや、ジミに関する記事等には

ジミー・ヘンドリックス」

と書かれているものが少なくありません。


分かる。

分かるよ、気持ちは。

「ジミ」ときたら、「ジミー」と伸ばしたくなるのは。

ジミ大西とは言わないもんね。

だが。

お前の気持ちを優先すんなと。


そう言いたい訳で。


他にも、デビッド・ボウイあたりを デビッ・ボウイなどと書いてあるものもよく見ます。

それは 伊東だから。

ラーメンだから。

一風堂で修行だから。


そう言いたい訳で。


「私、洋楽聴かないし」という人も他人事ではありませんよ。

あなたの好きな日本のミュージシャンだって、いつ「思い込み誤記」の餌食になるか分かりません。

ボクが高校生の頃、かの BOØWY が「夜のヒットスタジオ」に出演した事がありました。

その日の中日新聞のテレビ欄、「夜のヒットスタジオ」出演者の項にはこうありました。


「ボウィー」


一度、声に出して発音してみてください。

ボウィー。


この発音のしにくさ。

この不穏な響き。

ジャイアンか。

リサイタルか。

土管の上か。




皆様、仕事に愛情を持てとは言いませんが、せめて「節度」を持って臨みましょう。




K E I

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